こんな方向けの記事です!
✓介護士経験を活かして、月30万円を超えたい
✓夜勤介護のリアルな現状を知りたい
✓8時間夜勤・16時間夜勤のどちらがいいか迷っている
【介護士の2つの働き方】8時間夜勤・16時間夜勤って?
住宅型有料老人ホーム、特別養護老人ホームなどの介護施設では、24時間体制で利用者様のケアをしていく必要があります。
そのため施設では、日勤のみならず夜勤の人員配置をしていかなければなりません。
夜勤の業務は、施設によって異なりますが「8時間夜勤」と「16時間夜勤」に分かれます。
今から、8時間勤務の夜勤と16時間勤務の夜勤の違いについて説明します!
今回は、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅の業態を例に、勤務時間、休日、仕事内容について解説します。ぜひ参考にしてみてください😊
❶介護士の勤務時間【8時間夜勤・16時間夜勤の違い】
出勤時間と退勤時間
夜勤介護士の勤務時間ですが、8時間夜勤は22時に出勤して翌日7時に退勤する形が一般的です。
ただ、事業所によって始業から終業までの時間が前後する場合もあるので注意が必要です。休憩時間は、ほとんどの事業所において1時間のケースが多いでしょう。
16時間夜勤の場合は、17時に出勤して翌日9時に退勤する場合がほとんどです。
休憩時間は、事業所の規模によってまちまちですが2〜3時間の事業所が多いでしょう。
もちろん事業所によって多少は前後する可能性があるので、事前に事業所に問い合わせてみてください!
勤務シフト・休日
8時間夜勤を導入している事業所は、3交代制でシフトを回していることが多いです。
3交代制では、日勤・遅番・夜勤の勤務に分かれています。
休日について、8時間夜勤の場合は夜勤に入った日が「出勤」で、翌日の夜勤明けの日が「休日扱い」になります。
ただ、その翌日に日勤を入れられる可能性もあるので、少しハードなシフトになりがちです💦
16時間勤務の場合は、夜勤入りの日が「出勤」で翌日の夜勤明けの日が「休日」になります。ここは、8時間夜勤と同じです。
ですが、16時間夜勤の場合は勤務時間が長くて、丸2日分の勤務をこなすため、夜勤明けの翌日も休みになるケースが多いです。
ただ、事業所によっては、夜勤明けの日の翌日に夜勤入りになるケースや日勤を入れられるケースもあります。
そのため事業所の施設長やサービス提供責任者にシフトのことをよく相談しておきましょう!
16時間夜勤を導入している事業所は、場合によっては異なりますが日勤と遅番の2交代に分かれていることが多いです。
❷介護士の仕事内容【8時間夜勤・16時間夜勤の違い】
8時間夜勤の業務スケジュール(住宅型有料老人ホーム・サービス付き高齢者住宅)
■22:00 出勤
日勤者から申し送り(引き継ぎ)をしてもらう。申し送りをしてもらう際は、利用者様の体調や日中の様子など注意点をしっかり確認する。その後に、事業所の清掃などの軽作業を行う。
■23:00 書類作成等の事務作業
また、サービス提供記録票も書く量がかなり多いためこの時間を使って書けるところまで書く場合もある。
■0:00 夜間巡回
おむつ交換やトイレ誘導など排泄介助、身体の麻痺のため寝返りを打てない利用者様の体位変換を行う。夜間巡回の時は、利用者の様子をチェックをするが、体調面の異常がないかや呼吸をしているかを確認。
■1:00 その他業務
サービス提供記録票の記入、待機、ナースコールがあれば対応をする。
■1:00〜2:00 休憩
■2:00 待機
ナースコールがあれば対応する。
■3:00 夜間巡回
夜間巡回。ここでも排泄介助を行う場合がある。
■5:30 朝の巡回
起床介助、排泄介助、バイタル測定、利用者様への整容、必要あれば更衣介助、ベッドから車椅子への移乗を行う。
■6:30 朝食準備
利用者様を食堂に誘導。朝食を提供する。
■7:00 日勤者への引き継ぎ&退勤
夜間の利用者様の体調などの様子を報告する。その後、業務日報を作成してサービス提供記録票を提出して退勤。
事業所の規模や方針によって時間の前後であったり、仕事内容に差が出たりはあります😌
それに対して、16時間夜勤の仕事の流れは下記のとおりです。
16時間夜勤の業務スケジュール(住宅型有料老人ホーム・サービス付き高齢者住宅)
■17:00 出勤
食堂にて夕食の対応の手伝い、終わったら各利用者様の部屋へ誘導、口腔ケア、就寝介助を行う。
■18:00 日勤者からの申し送り
申し送りをしてもらう際は、利用者様の体調や日中の様子など注意点をしっかり確認する。その後に、事業所の清掃などの軽作業を行う。
■19:00 その他業務
サービス提供記録票などの書類の記入や作成を行う。
■20:00 巡回
寝る前のお薬の服薬を行う。その後に1度目の排泄介助も行う。
■22:00 その他業務
サービス提供記録票の記入を行う。利用者様の洗濯物があれば、洗濯をして乾燥させて干す。
■0:00 夜間巡回
2回目の排泄介助と1度目の夜間巡回を行う。
■1:00〜3:00 休憩
■3:00 夜間巡回
■5:30 朝の巡回
起床介助、排泄介助、バイタル測定、利用者様への整容、必要あれば更衣介助、ベッドから車椅子への移乗を行う。
■6:30 朝食準備
利用者様を食堂に誘導。朝食を提供して朝の服薬介助を行い口腔ケア、各利用者様のお部屋に誘導までを行う。
■8:00 その他業務
業務日報を記入し、サービス提供記録票を仕上げて提出する。
■9:00 日勤者への引き継ぎ&退勤
日勤者に申し送りを行う。夜間の利用者様の体調などの様子を報告する。
16時間夜勤は、8時間夜勤と比べて、業務内容にそこまで差がないということが分かっていただけたのではないでしょうか。
ただ、だいたいの事業所で2〜3時間の仮眠を取ることができるものの、16時間拘束の勤務は体力勝負になります!
そして、8時間勤務と同じく朝の業務はバタバタと忙しいので、ミスをして事故を起こさないよう一層集中して取り組まないといけません!
8時間夜勤と16時間夜勤のメリット・デメリットとは?
【8時間夜勤の介護士】メリット・デメリットとは?
8時間夜勤のメリット
勤務時間が短いことが挙げられます。勤務時間が短いことで、ストレスを軽減することができるでしょう。
8時間夜勤のデメリット
8時間夜勤のデメリットは、16時間夜勤に比べると収入が低いことです。事業所にもよりますが、1夜勤あたり1,1000円から12,000円くらいのところが多いでしょう。
拘束時間が短いので当たり前なのですが、「短期間で集中して稼いでいきたい」と考えている方には16時間夜勤の方が向いているのかもしれません!
【16時間夜勤の介護士】メリット・デメリットとは?
16時間夜勤のメリット
16時間夜勤のメリットは、1日あたりで稼げる金額が多いことです。16時間拘束されて実働13〜14時間(2〜3時間ほどの休憩)なので…
1夜勤あたり21,000円〜22,000円くらい稼げる事業所が多いです。
短期集中で稼ぎたい人には、おすすめになります。
さらに、16時間夜勤では休憩が2〜3時間くらいあり、ナースコール対応や緊急時の対応がなければ、待機時間が増えることもあります。
この待機時間を使って、資格の勉強や副業で稼ぐための勉強ができるので、この点も16時間夜勤のメリットと言えるでしょう!
16時間夜勤のデメリット
16時間拘束されるので、16時間夜勤はかなりハードです。
待機時間が多い、給与が良いなどのメリットもありますが、その分だけ身体的負担や精神的負担が伴います。
稼ぎたいからと言って、シフトに入りすぎないように注意したほうが良いでしょう。
あくまでも自己責任で、月あたりの労働量を設定してくださいね!
ご自身で稼ぎたい金額など、希望のライフスタイルに沿って選んでもらえれば幸いです。
【月30万円以上を超えたい人へ】夜勤介護+Webライターがおすすめ!
先に結論から話すと…
月に30万円を超えることは、介護や福祉の仕事をしているだけでは難しいです。
そこで、介護や福祉の仕事をしている人で、月30万円以上を稼いでいきたい!という方におすすめの働き方は…
「夜勤介護の仕事+Webライター」になります。
夜勤介護+Webライターを両立しやすい!おすすめの施設とは?
介護負担が軽い利用者さんがいる施設
そして、夜勤介護の仕事についても、よほどの事情がない限りは、負担の軽い事業所を選ぶべきです。
具体的には…
特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、認知症対応型グループホームなどは、業務上の負担が重たすぎるので、避けた方が無難です。
負担が重たすぎて仮眠を取る時間がほぼ無いため、心身の健康に支障を来しやすいからです。
それに対して、住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者住宅、介護サービス付き賃貸住宅は、負担が軽いところが多いので働きやすいでしょう。
障がい者向けグループホーム
障がい者向けグループホームも、負担が軽い事業所が多いのでおすすめです。
負担の軽い事業所で働きつつ、休日や勤務中の待機時間や休憩時間などの隙間時間を使って、副業ライター活動に取り組むと良いでしょう。
夜勤介護+Webライターがおすすめな理由
「Webライター」の仕事にも様々な種類がありますが、文章を書くことが仕事なので、努力次第で案件を獲得していくことは十分に可能です。
たとえば、介護夜勤の仕事で月に20〜25万円稼いで、副業Webライターとして5万円〜10万円を稼げば、月に30万円を達成できます。
僕もここ1年ほど、夜勤介護+Webライターという働き方をしています。
労働に労働を重ねるため、慣れるまではキツイと思いますが…💦時間を効率的に使えば達成できるでしょう!
今回の記事を読んでいただき、介護士として月30万円を超えるために、新しいキャリアを切り拓いていってもらえれば嬉しい限りです✨
最後までお読みいただきありがとうございました🥊
ふだんは夜勤介護士として働きながら、副業ライターをしている僕が!
「夜勤介護」について解説します。
について、実体験をもとに説明していますので、ぜひ参考にしてください✨